京都市と、介護サービス事業所向け生成AIチャットボットの導入契約を締結しました

SDT株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役:乾 泰行)は、京都市の公募型プロポーザルを経て「介護サービス等事業所向けチャットボット等導入業務」の契約を9月18日に締結したことをお知らせします。

概要

本業務では、介護サービス等事業所からの問い合わせに、SDTの生成AIサービス「Panorama AI」を活用したチャットボットが、京都市の公式情報をもとに24時間回答します。チャットボットで解決しない質問は入力フォームで受け付け、職員が回答するまでを一つの仕組みで管理します。
2026年11月1日の運用開始に向けて、現在、京都市とともにシステムの構築と回答精度の検証を進めています。

導入の背景

介護サービス等事業所の運営では、人員・設備・運営に関する基準や介護報酬の加算要件、各種届出の手続きなど、確認すべき事項が多岐にわたります。関連する情報は国の告示・通知や市の資料に分かれて掲載されており、必要な情報を探し出すには手間がかかります。また、市に問い合わせても、回答を得られるのは開庁時間内に限られます。
こうした中、京都市は、事業所からの問い合わせに生成AIが自動で答え、答えられない内容は入力フォームで受け付けて職員が回答する仕組みを導入するため、公募型プロポーザルを実施しました。SDTは、公式情報にもとづく正確な回答と、職員の運用負担を抑える体制を柱とした提案を行い、採択されました。

サービスの特徴

根拠を示して、正確に回答
京都市のホームページに掲載された情報や、通知・Q&Aなどの資料をもとに回答します。回答の根拠となった資料とページを毎回示すため、事業所はその場で原文を確認できます。資料に答えがない場合は、推測で回答せず、情報がないことを伝えます。
答えられない質問はフォームへ
チャットボットで解決しない質問は、チャットでのやり取りを引き継いだまま入力フォームから市へ送れるため、改めて書き直す必要はありません。職員の回答はチャットボットにも反映され、同様の質問には次回からチャットボットが回答できるようになります。
いつでも、ふだんの言葉で
夜間や休日も含め、24時間365日、パソコン・スマートフォン・タブレットから利用できます。制度の正式名称を知らなくても、ふだんの言葉で質問すれば、関連する資料を探して回答します。
職員の負担を抑えた運用
資料の登録や回答精度の改善はSDTが支援するため、職員の負担を抑えて運用できます。利用状況や、チャットボットが答えられなかった質問の傾向は管理画面で確認でき、事業所向けの情報発信の見直しにも役立てられます。

業務の概要

  • 業務名:介護サービス等事業所向けチャットボット等導入業務
  • 発注者:京都市 保健福祉局 健康長寿のまち・京都推進室 介護ケア推進課
  • 利用対象:介護サービス等事業所
  • 契約期間:2026年9月18日~2027年3月31日
  • 運用開始:2026年11月1日(予定)

今後の展望

SDTはこれまで、大分県別府市の「子育て分野」チャットボットをはじめ、全国の自治体で生成AIの導入を支援してきました。今回は、住民向けの案内で培った知見を生かし、制度に関する専門的な問い合わせが多い介護サービス事業所向けに生成AIを活用します。
運用開始後も京都市とともに回答精度を高め、事業所が必要な情報にすぐたどり着ける環境づくりと、職員の業務効率化に貢献してまいります。

生成AIサービス「Panorama AI」について

本業務のプラットフォームとして、SDTが提供する「Panorama AI」を利用します。Panorama AIは以下の特徴を持つ生成AIサービスです。
  • RAGによる独自データの活用
  • 用途に応じたLLMの選択
  • ハルシネーションの抑制
  • 迅速な回答の生成
  • ユーザーによるコンテンツ管理
  • 利用状況の確認
生成AIは数多くの可能性を持ち、あらゆる分野で進化をもたらす大きな力を秘めています。Panorama AIは、この革新的な技術の価値を最大限に引き出し、パノラマのような視点で物事を俯瞰することにより、自治体や企業に新たな変革をもたらすことを目指します。